FUJIYAMA

この土日、ついに念願の富士登山にトライしてきましたっ。
今回のコースは、富士宮口から山頂を目指す夜間登山コース。


事前に仕入れた情報によると、
この富士宮口コースは、標高2400mからはじまる傾斜のきついコース。
しかもこのコースを夜間登ぼり、ご来光を拝んで朝方下山してくるという
強行プラン。


登山初心者のわたしにはかなり不安なコースでした。


今回は6人でパーティーを組み、一緒に富士山頂を目指しました。
午後3時半に三島駅に集合し、バスで富士宮口の新5合目へ。


新5合目に着くと、すでにかなり肌寒く、
早速半袖Tシャツの上に、長袖のTシャツを重ねることになりました。
その寒さから、これから始まる夜間登山にさらなる不安を抱きつつ、
まずは出発前の腹ごしらえ。


そして、午後7時より登頂開始☆
想像通り、登山道は結構な勾配で、登りはじめから足に負担が・・・。


午後7時は夕焼けが少し残ってはいるものの太陽の姿はすでになく、
結構薄暗い感じ。
最初から足元をヘッドライトで照らしながらの登山となりました。


太陽が完全に没したあとは、月明かりが結構役立ちました。
真っ暗な山にいると、月が本当に眩しいんです!
正直、月の明かりがあれほど明るかったのにはビックリ!!
満月まであち一歩というほぼまんまるの月に、かなり助けられました。


小まめに休憩をとりつつ、ちょこちょこ深呼吸などをして
高山病対策をしつつ、ゆっくりと登りました。


上に登るごとに寒さが厳しくなり、
登りはじめはくっきりと姿が見えたお月様が、
徐々に雲に覆われ、気付けば霧の中を歩いていました。
しかも冷たく強い風が吹きつけてきて、
眠気も重なってかなり精神的にきつい状況へ。


登山道の途中に風を遮ってくれる岩陰があり、
そこで一時寒さを凌ぎ・・・。
あまりに心地よくて、うっかり居眠りまでしちゃいました。
1時間くらい寝たと感じましたが、実際は15分程度だったようです。
それでも、その後大分楽に登れました。


ちょうど眠気と疲れと寒さがピークに達した午前2時頃、
9合目に到着。
山小屋に近づくと何やら温かい空気が。。。中を覗くと、
うどんやスープを食べている登山客で賑わっているではありませんかっ。


誘い込まれるように中に入り、
たまごうどんを頂きました。
素うどんに生卵がのっただけのシンプルなうどんでしたが、
身体も心も芯から温まることができました。


9合目から頂上までは登山道もかなり混雑し、
頂上までは約2時間。


午前4時半過ぎ、無事富士山登頂!!!
あまりの眠気で薄らぎそうな意識の中、達成感で思わず
自分が夢の中にいるような錯覚すら覚えました。
しかし、あまりの寒さでこれが現実であると実感。
あらためて感動。見知らぬ登山客ともハイタッチなどしちゃいました。


日の出の時間は、ちょうど4時半頃でした。
ご来光を拝みたくてここまでやってきましたが、
あたりは霧につつまれ、天候不良。。。


ご来光こそ拝めませんでしたが、
それでも山頂で迎える朝は、清々しいものでした。


山頂にある山小屋で、ダンナさんのもうひとつの目標であった、
『山頂でカップラーメンを食べる!』も達成し、
山頂にあった神社でお参りをした後、一路下山へ。


この下山がきつかった。。。
サポートタイツに支えられつつも、
私の脚の筋肉は完全にノックアウト状態。


それでもなんとか怪我もなく、家に帰ってくることができました。
富士登山、時間を置いて!またやってみたいです。


結局、一番心配していた高山病にはかかりませんでした。
高山病予防には、風船がオススメですよ〜♪