El Camino in 屋久島
El Camino(エル・カミーノ)は、私のライフワークでもある、
スペインのサンティアゴ巡礼の道のこと。
日本にも、巡礼ルートとも言える『道』はあちこちにあるようです。
屋久島の森を巡る道、屋久島巡礼。
そう呼びたくなるような、トレッキングルートがいくつもある屋久島。
先日、そんな屋久島へ行ってきました。
目指したのは、もののけ姫のモデルとなった白谷雲水峡トレッキングルートと、
樹齢7200年といわれる縄文杉を目指すトレッキングルートの2コース。
初日は白谷雲水峡へ。
天気は曇り時々晴れ。
もののけ姫の森というだけあり、本当に映画で主人公のアシタカが
けが人を背負って歩いたような道を歩きました。
ちょっとした沢を2回くらい渡り、山道を進むと・・・、
そこにはシシ神の森のような景色が!!
穢れのない場所。そう思わせる神秘的な雰囲気が、そこにはありました。
2日めは、屋久島を1周ドライブしました。
天気はこれまた曇り時々晴れ。
屋久島には、人間を除くと、屋久シカといわれる鹿と、屋久サルといわれる猿の
2種類の哺乳類しか存在しないそうですが、
ドライブの途中、屋久シカや屋久サルに出会うこともできました。
そして、3日めがメインの縄文杉トレッキング♪
樹齢7200年といわれる、縄文杉は当然、今回の旅のメインイベント!!
縄文杉トレッキングは朝5時ごろ宿をでて、往復10時間くらいの結構長丁場のルート。
天気は、朝方宿をでる時点で曇りのち雷。嫌な予感はしていました。
そう、台風4号が徐々に沖縄へ近づき始めてきたころでした。
とりあえず縄文杉トレッキングルートの前半のトロッコ軌道を歩み進めましたが、
小雨だった雨が、途中から雷雨へと変貌し、つり橋手前で立ち往生。
雨が収まるのを待ってみましたが、収まるどころかむしろ勢いは増すばかり・・・。
さらに先を進んでいた登山ガイドさんも、あきらめて引き返してきて、
「待っていてもこの先の沢を渡れないから、早く戻ったほうがいいよ」と声を
かけてくれました。
「川の水が濁ったら無理。土砂が流れ出しているってことだから。」と言われ、
ようやく断念。
雨に打たれつつ、なんとか登山口入口まで下山。
帰りのバスがなく途方にくれていると、さっきのガイドさんが後から降りてきて、
「どこまで帰るの?」と聞かれ、ホテル名を告げると、
偶然にも、連れているお客さんと私たちが泊まっているホテルが同じだったので、
一緒に乗せて行ってもらえることになりました。
こんなところでも、人の縁のありがたさを感じることができました。
1ヶ月に35日は雨が降ると言われる屋久島。
今回は縄文杉には会えませんでしたが、またトライしてみたいです。
屋久島トレッキングに向けて揃えた、登山グッズが本当に役に立ちました。
熱心に相談にのってくれた、トレッキンググッズ専門店 好日山荘のおにいさん&おじさん、
ありがとうございました!!
ということで、最後に屋久島トレッキングの必需品をご紹介。
●トレッキングシューズ
●レインウェア
●リュックサック
●リュックサックレインカバー
●お弁当
●チョコレート
●ドリンク
●コップ(←湧き水を飲むときにあると便利かも。)
●ストック
屋久島巡礼の道、かなりおススメです!!