日本チャ・チャ・チャ♪

最近、本屋さんで平積みになっている文庫本で気になっていた『国家の品格』(藤原正彦著)を読みました。

国家の品格 (新潮新書)


数学博士の語る日本論。いったいどんなものだろうと思ったら、意外にも自然に受け入れられる、心地よい論調でびっくり。あっという間に読みきっちゃいました。


もののあわれ」と「武士道精神」という切り口で、不健康な今の日本に喝を入れる彼の提言には、なるほどと思わされるとともに、八方ふさがりに見える日本のこれからにちょっと希望がもてました。


日本を一歩出ると、自分が日本人であることを考えさせられる機会がたくさんあります。私も海外留学中は、授業中や友人とのちょっとした会話の中で度々ぶち当たった壁。


『日本ってどんな国?』『日本人ってどんな国民?』『日本は金持ち?』『日本は豊か?』などなど。歴史、文化、国家について、いかに無知であるかに気付かされた苦い思い出もあります。


逆に、いろんな国の人に接し、『彼らは何故そんなに国を意識するのだろう?』と疑問に思う部分もあったりして。『国なんて関係ないのになぁ〜』なんて思う自分がいたのも事実。まさに骨抜き日本人ですね・・・。


でも、自分がどんなに意識しなくても、ひとりの≪日本人≫として見られているのもまた事実。だからこそ、ちゃんと日本を知らなきゃいけないし、語れなきゃいけないんですよね。


ちょっと難くなってしまったけれど、『国家の品格』オススメです!!肩に力を入れず、≪日本国≫、というより、≪日本の文化≫に誇りを持たせてくれた気がします。


日本を頑張ろう!日本チャ・チャ・チャ♪
チャ・チャ・チャといえば、もうすぐ新茶の時期(ちょっと無理やりかな?)。やっぱり、日本茶は落ち着きますね。あ〜、日本に生まれてよかった〜♪